海外旅行では現金を使うのと、クレジットを使うのでどちらがお得か?迷うことがあると思います。
細かく考えると、
NO1:ショッピング(クレジットカードで直接買い物をする。)
NO2:キャッシング(クレジットカードのキャッシング機能を利用して現地通貨を引き出す。)
NO3:日本で現地通貨(ドル、ユーロ等)を購入する。
NO4:現地で現地通貨(ドル、ユーロ等)を購入する。
など色々なシーンがあります。
結論を言えば、クレジットカードを積極的に活用(NO1やNO2)することがお得になると思います。
勿論、絶えずクレジットカードが使える場所ばかりではないので、
バランスを考えて少額の現金(キャッシュ)は持参することは必要になってきます。
クレジットカードがお得な理由
一番大きなポイントは
・レート(手数料)が現金(キャッシュ)よりも良い。
・クレジットを利用すればカード会社のポイントが付く。
この二つと考えます。
レートが良く、ポイントが付けば現金(キャシュ)を利用するよりお得であることは言うまでもありません。
また現地通貨を用意する場合、
どのくらいの通貨を予め容易すればよいのか?迷うことがあると思います。
余った時に再び日本円に戻せばそこにも手数料がかかってくることになるので。
この意味でもクレジットカードを活用することがお得といえます。
次にクレジットカードによる「ショッピング」と「キャッシング」に関して詳細を説明します。
ショッピング
どのタイミングのレートが適用されるか?
各国のVISAセンター/マスターカードセンターから米国の決済センターにデータが到着した時点。
(三井住友Visaカードの説明引用)
ショッピングでクレジットカードを利用したタイミングでも、
口座引き落とし日のタイミングでもありません。
利用したお店が情報をセンター送るタイミングにも影響するため、
実際の利用日からは数日遅れのタイミングという事もできます。
手数料はどの程度かかるか?
クレジットカード会社にもよりますが、手数料はだいたい1.6%程度です。
1000ドルの買い物をした場合、1.6%の手数料がかかると1016ドルということになります。
1ドル100円だった場合、101,600円が口座引き落としの金額になります。
ドルを日本円で両替する場合、
良くても2%程度(1ドル100円レートの場合、1ドル102円程度になるという意味)はかかってくるので、
クレジットカードが現金よりもお得と言えます。
特に空港や銀行は手数料が高い(レートが悪いと表現することも)ので注意が必要です。
キャッシング
どのタイミングのレートが適用されるか?
ATMから引き出した翌日のレートが基本的に適用されます。
翌日が土日や祝日となる場合、その翌日となってきます。
ショッピングと異なり、利用した店舗がセンターへ情報を送るタイムラグがないため、
ショッピングよりは1日程度早いタイミングになってきます。
手数料はどの程度かかるか?
ショッピングと異なり、「手数料」という考え方はありません。
変わりに「利息」の考え方がでてきます。
海外キャッシングの利息は年間18%程度です。
この利息はキャッシングを行った日から口座引き落とし日まで掛ってきます。
例えば、月末締めで毎月26日が口座引き落としのカードで考えると
月末にキャッシング場合)
1日〜引き落とし日(26日)までの26日分の利息
18%÷365日×26日=約1.28%
一番利息がお得になるパターンです。
月初めにキャッシング場合)
上記にプラス1月となるので、56日分の利息
18%÷365日×56日=約2.76%
一番利息がかかるパターンとなります。
幅が1.28%〜2.76%になってくるので、カードでショッピングした場合の1.6%より良くなる事もあれば、悪くなることもあります。
まったくキャッシュ無ということはできませんが、
現金(キャッシュ)を持ち歩くのはリスクがあるので、個人的には必要最低限にしています。
色々書きましたが、
銀行、空港、Money Exchangeなどで日本円から直接現地通貨を両替するケースは、
レートがあまり良くないため(1.6%の手数料ということはまずないと考えれれます。)
クレジットカードによるショッピングやキャッシングが良いと思います。
「Plus」、「Cirrus」に関して
クレジットカードの裏を見ると、「Plus」または「Cirrus」というマークがあると思います。
海外で利用するATMにもいずれかのマーク(最近は両方あるATMが多いです。)があり、
同じマークがあるATMでないとキャッシングはできません。
CIRRUS(シーラス)とPLUS(プラス)の二つがそれで、
近年ではこの双方に対応しているATMが設置されている場合が多くなってきています。
日本以外の海外でATMを利用する場合、これらのどちらかに対応しているカードであれば、
かなりの国や場所で利用することができるカードといえるでしょう。
「PLUS」
VISAカードが中心となり運営している、キャッシングのATMの名称です。
(厳密にはPLUSという銀行オンラインシステムの名称)
「Cirrus (シーラス)」
マスターカードが中心となり運営している、キャッシングのATMの名称です。
(厳密にはCirrusという銀行オンラインシステムの名称)
スポンサーリンク