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高山病対策

私がトレッキングをした時の体験や知りえた情報をもとに記載しています。
高山病は命にかかわることがありますので、十分に注意をお願いいたします。

高山病とは

高山病とは、高地で酸素が欠乏することによって引き起こされる様々な症状の総称です。
高度が上昇するにつれ、空気が薄くなって酸素は少なくなります。標高8840メートル以上のエベレスト山頂付近では66%も酸素が減少します。

■症状:初期

頭痛、不眠、食欲不振、吐気、動悸、呼吸困難など
風邪を引いたのと似たような症状となります。私は軽い頭痛と不眠の症状が3000M付近を越えたあたりで出てきました。

■症状:進行した場合

高地肺水腫)
肺がむくみ、水分が浸み出した状態で、呼吸がたいへん苦しくなります。呼吸とともにガラガラする音がしたり、
せきや血痰がみられたりします。肺を通して体に取り込める酸素の量がとても少なくなり、命の危険があります。

高地脳浮腫)
脳がむくんだ状態で、足元がふらつきバランスを崩してころぶ、意識を失うなどの症状が出現し、こちらも命の危険があります。

症状が軽いうちは、下山することで症状が戻ります。症状がひどい場合は命にかかわりますので直ちに下山してください。進行してい場合、病院での治療が必要になります。

高山病の対策

水を飲む 一日3〜4Lの水分を取るように心がけてください。
私は朝起きたときに1L、トレッキング最中に2L、夜に1Lの配分で水を飲んでいました。持参した水筒は1Lタイプ。水はトレッキング最中の村々で調達することができます。「ダトパニ(お湯)」をくださいといえば通じます。
ゆっくり登る 急いで登らず、ゆっくり休憩を取りながら登ります。自分にあったペースで決して無理をせず登ってください。
意識的な呼吸 呼吸はゆっくりと深い呼吸が大切です。無理な呼吸はいけません。普段の呼吸よりも意識をしながら呼吸をしてください。腹式呼吸が有効といわれています。
食べ物 真偽のほどはわかりませんが、ニンニクが高山病に効くとのうわさも聞いたことがあり、実際にそれで頭痛が治まったという人もいました。また鉄分を多くとることで、血液中のヘモグロビンを増加させ酸素を体に効果的に取り込むことが可能とも言われています。
タバコ・お酒は控える 3000Mを超えたあたりからは両者とも絶対に控えてください。血液の循環を悪くし、高山病を急激に進行させます。私がトレッキングをしていた最中でもお酒を飲んで突然症状が現れ下山を余儀なくした人に出会いました。
ダイアモックスが有効といわれています。日本では医師の処方が必要です。高山病にかかってから飲んでも効果はありません。私は利用しませんでした。

心配のしすぎはせっかくの楽しい旅によくありませんが、無理をせず上記内容に気を使えば誰でもトレッキングの目的地までたどりつくことが可能だと考えています。

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