カラパタール(エベレスト)トレッキングの情報

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カラパタールトとは

カラパタールとはエベレストを眺める展望台の場所の名前です。
ネールのヒマラヤ山脈があるサガルマータ国立公園内部にあり、
その標高は5545m。何日もかけてトレッキングをすることで辿り着くことができます。

因みにカラパタールは現地語で「黒い岩」という意味があり、
その場所は大きな黒い岩が何重にも重なっています。

カラパタールトレッキングの魅力


アイランドピークのヒマラヤ氷河


カラパタールから見たエベレスト


サガルマータ国立公園におけるトレッキングの最終地点にカラパタールはあります。
そこから間近に見えるエベレストは絶景。
更に6000m、7000m級の山々に囲まれた大パノラマが広がっています。

そんなカラパタールを目指すトレッキング道中でも
ヒマラヤ山脈の数々の美しい山を見ることができます。
このような山々との出会いがこのカラパタールのトレッキングの魅力です。

>>カラパタールトレッキングの写真集はこちら

カラパタールへの行き方

ネパールの首都カトマンズから移動し、
「ルクラ」または「ジリ」の街を起点としてトレッキングを開始します。

「ルクラ」の街を起点とした場合
カトマンズの空港からセスナ機でルクラの街まで移動し、
ルクラからトレッキングを開始します。
ルクラからカラパタールの往復は12日〜14日程度必要です。

「ジリ」の街を起点とした場合
カトマンズからジリの街までバスで移動し、
ジリからトレッキングを開始します。中継地点に上記のルクラの街があります。
ルクラを起点とした場合と比較し、
ジリ⇔ルクラの往復日数が単純にプラスになります。
所要日数は片道で3日、往復で6日程度プラスになる感じです。

ジリから途中のルクラまでの道はアップダウンも激しいコース。
ルクラまでの景色は変わり映えのしない景色が多いため、
多くの所要日数がかかることもあり、
多くの旅行者がルクラまでセスナ機で移動する前者のコースを選びます。

私も前者のルートでルクラまでセスナ機で移動し、
帰りもまたルクラからカトマンズまでセスナ機を利用しました。
このページは前者のルートを前提にご紹介しています。

また、詳細のルートと日程は以下のページで紹介しています。

>>カラパタールトレッキングのルート・日程はこちら

トレッキングに体力はどの程度必要?

カラパタールへのトレッキングは健康な方で、
日頃から適度な運動をされている方なら体力的な問題は無いと思います。

1日の平均トレッキング時間(歩行時間)は休憩込で6〜7時間程度。
1日にこれだけ歩く体力は最低限必要になってきます。

トレッキングルートは決して険しいものでなく、
アップダウンこそありますが、長距離ハイキングに近い雰囲気で、
技術的な難易度は高くありません。勿論山での油断は禁物です。

私は20代後半の時に登りました。日ごろの運動は人並み程度です。
トレッキング最中には年配の方にも出会い、最後までたどり着いている方も大勢いました。

注意したいのは高山病。

このトレッキングで最も気を付けるべきことです。
高山病のため、途中の下山を余儀なくされる方もいます。
実際に私も途中で下山される方を何人か見かけました。

高山病は誰でもなる可能性があり、下山以外の回復方法はありません。
無理をして登れば死の危険性もあります。
以下のページで高山病対策に関しては詳しく紹介しています。

>>高山病対策はこちら

トレッキングに必要な「許可証」と「入場料金」

カラパタールでのトレッキングをするには以下の二つが必要となります。

TIMS(ティームス)許可証
TIMS(Trekking Information Management System)
カラパタールがある、サガルマータ国立公園だけでなく、
ネパールでトレッキングをするために必要な許可証となります。

トレッキング開始前に取得する必要があり、
カトマンズのネパール観光局(NTB)、ネパール・トレッキング・エージェント(TAAN)
にて取得が可能です。

申請に必要な物
・料金:20$US
・顔写真:2枚
・パスポートのコピー:1部

個人の場合とグループの場合では料金が異なり、
個人の場合、料金はUS$20となります。

カトマンズの旅行代理店を通じて取得することも可能です。
この場合は別途旅行代理店への手数料がかかります。

サガルマータ国立公園の入場料金
料金:3000ルピー

カトマンズの旅行代理店を通じて取得することも可能です。

また、上記の「TIMS」、「入場料金」はトレッキングのチェックポイント
にて取得することも可能なようです。
ただ、この情報は不確か(よく変わる)な部分のあるので、
カトマンズで事前に取得した方が無難と思われます。

このトレッキングのチェックポイントはルクラからトレッキングを開始し、
「モンジョ」と呼ばれる街を過ぎた場所にあります。
ここはトレッキングのチェックポイントと同時に、
サガルマータ国立公園の入り口となります。

ポーターやガイドは必要?

ポーター:荷物を運んでくれる人
ガイド:道案内をしてくれる人
※ポーターとガイドを一人二役してくれる人もいます。

私自身はポーターもガイドも雇いませんでした。
道は分かりやすく、トレッキングをしている人が多くいるため、
道に迷うことはほぼ無いと思います。

荷物はトレッキング必要な分だけ持参し、残りは宿に置いて行きました。
勿論ポーターがいた方が楽です。ご自身の体力と良く相談されてください。

トレッキングの季節

カラパタールへのトレッキングは11月〜3月が適しているといわれています。
私は3月の上旬にでかけました。3月は天候もよく、
トレッキングルート(歩く道)には雪もなかったため、
快適にトレッキングを行うことができました。
高度が低い場所では日中暑いくらいですが、
夜はかなり冷えます。防寒対策はしっかりしておくことが必要です。

ただ、カラパタールに到着した時、エベレストは雲がかかっていることが多く、
見れる見れないは天候次第で運の部分もあります。

トレッキングの装備

トレッキングの手配はカトマンズに旅行代理店が数多く存在するため、
必要なものを揃えることができます。
寝袋等もレンタルで借りることができます。

日頃からトレッキングや山登りをされる方であれば、敢えて買うものはないかもしれません。

>>トレッキングの装備・持ち物はこちら
旅行代理店では「ルクラまでの航空チケット」と先に記載した
「TIMS許可証」、「サガルマータ国立公園の入場料金」を手配すると便利だと思います。

トレッキング最中の食事

カラパタールへのトレッキングルートは観光地化されているため、
ルートにある宿やレストランで食事を採ることができます。
このため、トレッキング最中の食事に困ることはありません。

ただ、レストランといっても、山岳地帯で人が担いで上がっているため、
食事は簡素な物(ダルバート、フライドライス、ヌードルetc)しかありません。
また平地に比べて値段も高めです。
このため、チョコレート、ビスケット、飴などのお菓子は
値段の安いカトマンズで事前に購入しておくことがお勧めです。

また高山病対策の部分でも書きましたが水分を良く飲むことが重要です。
水は宿やレストランで調達できますが、道中での水分補給のため、
水筒は必ず持参して下さい。


次のページでは私が実際に行った時のトレッキングルートと日程に関して紹介しています。

>>カラパタールトレッキングのルート・日程はこちら

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